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マスキング効果とは、簡単に説明すると大きな音で小さな音がかき消される(マスクされる)ことです。音の周波数の影響が大きく、音同士の周波数が近いほどマスキング効果が大きくなります。
おそらく言葉を知らなくても日常生活の中で無意識に体感しているはずです。外での会話中に車が通ると相手の声が聞こえなくなったり、キッチンやリビングで冷蔵庫やエアコンの音が止むと、急に時計の音が聞こえ始めたりと色々思いつきます。女性用トイレにある消音装置(擬音発生装置)もマスキング効果を利用したものです。
結論としては、隣家や隣室がうるさければ自分もそれ以上に大きな音を発生させれば騒音が気にならなくなります。周りがうるさいので無意識にテレビやオーディオの音量をあげてしまうようなものです。自分で意図的かつ能動的に出している音なので、いくら大音量でもストレスにはなりません。・・・もちろん冗談です。そんなことをしたら騒音主と同じになってしまいます。騒音主との関係が悪化して騒音がひどくなる可能性もあるのでやめましょう。
全てが冗談ではなく、マスキング効果は役に立ちます。大きめの騒音(足音や大声)には使えませんが、「ゴソゴソ・・・、ガサガサ・・・」のような、大きくはないけど気になる音には効果的です。
スピーカーから気持ち大きめに音を流すことで、軽い騒音ならかき消されます。ただ、ラジオやテレビなどは無音部分や声のみの部分が多いので適していません。マスキング効果の特性として、低音は高音をマスキングしやすく、高音は低音をマスキングしにくいという性質があります。音を流すのであれば連続的な低音成分を多く含む音楽が適しています。
個人的にはBassの効いたJassを流していましたが、環境音やノイズという選択肢もあります。カフェ店内の音を録音したものや、雨音などの自然音、ホワイトノイズ、など多種多様な音がWebブラウザを介して聞くことができます。これらの音ならたとえ騒音主に聞こえたとしても、相手も何の音だろうと思うだけで(音量が非常識でなければ)不快感は与えないかもしれません。
スピーカーから流さなくても、イヤホンやヘッドホンで聞くのも効果的です。ラジオや音楽だと集中力が欠ける人でも、環境音であれば気にならないかもしれません。
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サイトを開くと同時に音が流れるサイトもあります。とくにイヤホンやヘッドホンを装着しているときは、パソコンの音量を下げてからアクセスして下さい。
サイトごとの説明はありませんが、どのサイトも直感的に操作できるので色々と試してみてはいかがでしょうか。また、これらは参考的なものなので、自分で好みの環境音やノイズを探すのも楽しいかもしれません。「環境音」で検索すると、色々な環境音サービスを紹介しているサイトが見つかります。
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