騒音カットなヘッドホンx3種 ケータイWatch – スタパ齋藤の週刊スタパトロニクスmobile

ノイズキャンセリング製品を紹介しています。紹介されている製品は以下の3種類です。

• キングジム デジタル耳せん MM1000 – KING JIM
• ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット MDR-EX31BN – SONY
• ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット MDR-ZX750BN – SONY

キングジム MM1000

ノイズキャンセリングに特化した製品なので、イヤホンタイプですが音楽を聞くことはできません。低音の騒音をカットする効果が高く、特に電車やバスなどの乗り物が発する騒音がカットされるとのこと。逆にある程度の高い音はカットされないとのことなので、300Hz以下をキャンセル対象とした仕様通りなのかと思います。

アナウンスや人の声は聞こえるとのことなので、人の騒ぐ騒音には向かないかもしれません。ただ、空気清浄機やエアコンなどの一定かつ低めの音であれば、ほぼ騒音を感じなくなる程度になるとのことなので、生活騒音であっても騒音対象によっては、大きい効果を得られるかもしれません。

関係のない話ですが、もしかして型番のMM1000は「Mi（み）Mi（み）1000（せん）」ですよね、きっと。

ソニー MDR-EX31BN

Bluetooth用ワイヤレスイヤホン、実勢価格は¥9,000。ヘッドセットなので、スマートフォンやパソコンなどでハンズフリー通話が可能です。

今回の3機種の中で最も効果が大きいとのこと。こちらもKING JIMと同様に、電車やバス、街中での低音を中心とした騒音がカットされます。そして、アナウンスや人の声などは聞こえるのも同じです。ノイズキャンセリングの効き方に違和感がなく、自然な感じでカットされるためノイズキャンセリング特有の不快感がないようです。

3つのノイズキャンセリングモードから周囲の騒音に合わせたモードを自動的に選択する「AIノイズキャンセリング機能」が搭載されていますが、効果はイマイチとのこと。

Bluetooth接続が切れていると、電源が自動オフされてしまうため、ノイズキャンセリング機能のみを利用することはできないそうです。また、イヤホンを別のものに付け換えることができますが、その場合はノイズキャンセリングが効かなくなるとのこと。イヤホン本体に集音マイクがあるので仕方がありませんね。

ソニー MDR-ZX750BN

Bluetooth用ワイヤレスヘッドホン、実勢価格は1万5000円程度です。こちらもヘッドセットとなっているので、通話にも利用できます。付属のケーブルを利用することで有線（ワイヤード）としても使えるのは汎用性があって良いですね。有線時でもノイズキャンセリングは使えるようです（もちろんバッテリーは必要です）。

残念なことに今回の3機種の中では最も騒音カット効果が小さいと書かれています。理由としてはカナル型と比較してしまうと、どうしても外部の騒音が入りやすいためとのこと。イヤーパッドとの相性によっては、騒音が入り込みやすいのかもしれません。

EX31BNと同じくBluetooth接続が切れると電源が自動オフされるようですが、有線用の付属ケーブルをつなぐと電源は切れないとのこと。ヘッドホンにさえケーブルを挿しておけばいいので、オーディオ機器がなくてもノイズキャンセリング機能を単体で利用できるようです。

個人的には生活騒音目的で¥5,000あれば、安いイヤーマフとイヤホンで幸せになれそうです。さらに、¥10,000だったらSHUREかEtymotic Researchのイヤホンで悩みそうです。ノイズキャンセリングは環境騒音をターゲットとしているので、生活騒音にはあまり効果がないという感想が多くあります。