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オススメは防音保護具や呼吸保護具のメーカーであるMOLDEX(モルデックス)の耳せんです。
理由はいくつかありますが、低価格かつ防音性能が優れていることでしょうか。防音性は耳せんとして最高レベルのNRR33dBの製品が揃っています。とりあえずAmazonにあるMOLDEXの色々な耳せんがセットになっている商品を購入して、後はそれらを基準に他のメーカのものなど、自分の好みに合うものを探すと良いと思います。
個人的に初めて購入したものは「MOLDEX 耳栓 お試し6種」という商品でした。当時も500円程度でしたが、今もほとんど変わっていません。6セットを1つずつ試しましたが、睡眠時のみの使用で数ヶ月持ちました。本来は使い捨てタイプですので、再利用は推奨されないと思いますが、防音性能が落ちたと感じるまでは再利用しても大丈夫だと思います。ただし、ケースに保管したり装着する前に綿棒で耳を軽く掃除したりと、清潔に保つ必要はあります。
この商品にはCAMO PLUGS(カモプラグ), SPARKPLUGS(スパークプラグ), GOIN` GREEN(ゴーイングリーン), SOFTIES(ソフティ)、METEORS(メテオ)、PURA-FIT(ピュラフィット)が1セットずつ(計6セット)入っています。ちなみに、SPARKPLUGSは、米国のNASCARカーレースの公式ライセンス耳せんです。
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このセットは全てNRR33dBの製品ですが、データシートを確認すると若干ですが防音性能が異なることがわかります。さらに、形状や硬度(柔らかさと硬さ)が異なるため、耳の中(外耳道)の形や大きさとの相性も大事になります。以下に各耳せんの防音性能を示します。この表の読み方は 防音グッズの性能を示す指標 のページに説明があります。
周波数(Hz) | 125 | 250 | 500 | 1000 | 2000 | 3150 | 4000 | 6300 | 8000 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均遮音(dB) | 42.3 | 43.7 | 46.6 | 40.9 | 38.6 | 44.7 | 46.9 | 49.3 | 48.3 |
標準偏差(dB) | 5.0 | 6.0 | 5.8 | 4.2 | 2.8 | 3.2 | 3.3 | 4.2 | 3.6 |
CAMO PLUGS, SPARKPLUGS, GOIN` GREEN, SOFTIES
周波数(Hz) | 125 | 250 | 500 | 1000 | 2000 | 3150 | 4000 | 6300 | 8000 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均遮音(dB) | 40.7 | 42.3 | 41.8 | 41.2 | 39.4 | 45.9 | 46.3 | 47.4 | 47.4 |
標準偏差(dB) | 5.2 | 5.1 | 4.5 | 3.5 | 3.2 | 3.8 | 4.3 | 3.8 | 4.3 |
METEORS
周波数(Hz) | 125 | 250 | 500 | 1000 | 2000 | 3150 | 4000 | 6300 | 8000 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均遮音(dB) | 42.4 | 43.5 | 45.9 | 39.8 | 36.8 | 44.5 | 46.6 | 48.1 | 47.4 |
標準偏差(dB) | 4.9 | 4.2 | 4.9 | 3.4 | 2.0 | 3.7 | 2.9 | 4.6 | 4.7 |
PURA-FIT
周波数(Hz) | 125 | 250 | 500 | 1000 | 2000 | 3150 | 4000 | 6300 | 8000 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均遮音(dB) | 36.4 | 39.1 | 41.7 | 40.7 | 38.1 | N/A | 45.9 | N/A | 48.1 |
標準偏差(dB) | 3.6 | 2.9 | 3.4 | 3.5 | 2.8 | N/A | 2.3 | N/A | 3.7 |
サイレンシア
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データシートを確認すると、カモプラグ、スパークプラグ、ゴーイングリーン、ソフティの4つは特性が同じです。確かにデザインが異なるだけのように見えますが、実際には硬度に違いがあります。例えば、カモプラグは硬めで、ソフティは柔らかめです。個人的にはカモプラグがしっかりと耳の中で固定される感じで快適ですが、人によってはそれが痛く感じるかもしれません。
同じNRR値でも使用感は違うので、興味のあるものを購入して試してみることをおすすめします。防音性がどれだけ優れていても、違和感や痛みで長時間装着し続けられなくては意味がありません。また、耐久性にも差があります。
最後に比較対象としてサイレンシアのデータもあげています。おそらく耳せんといえばコレを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。薬局・ドラッグストアや旅行用品・トラベルグッズ売り場にあります。入手性の高さもあり、以前はサイレンシアを使っていました。
サイレンシアのNRRは32dBでMOLDEXと比較すると1dBの差があります。1dBの差は音圧として1.14倍の差しかありません。また、サイレンシアの耳せんは標準偏差が優れており、これを考慮するとMOLDEXとの差はあまりないと考えられます。ただ、サイレンシアの価格を考慮すると、継続して使うにはコストパフォーマンスが良くありません。
このページで取り上げた耳せんをグラフ化しています。形状に特徴のあるメテオスやサイレンシアが若干低音域に弱いようですが、それ以外は似たような傾向です。
結局のところ防音性能的には似たようなものなので、付け心地や装着時の防音性の体感で選ぶしかありません。ある耳せんは、耳との相性が悪かったのか就寝前につけたものが、朝には外れていることがよくありました。
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