折りたたみ型イヤーマフのまとめ

折りたたみ可能なヘッドバンド型のイヤーマフです。イヤーマフの基本的な情報は、イヤーマフの基礎をご覧ください。

製品の選択基準は ヘッドバンド型 と同様に入手性や価格帯を考慮したものとなります。 外観や仕様等は以下のページで確認して下さい。

• PELTOR
• MOLDEX/HOWARDLEIGHT

携帯性を重視しているため軽量なタイプが多くなります。この比較では取り上げていませんが、MOLDEXの折りたたみ型は防音性能は高いですが大きくかなりの重量級です。

製品数が少ないので全てを比較します。H520FはSNRですが性能の傾向をみるために一緒に表示しています。 SNRとNRRの違いについては SNRとNRRとの違い をご覧ください。

コンパクトタイプが多いため、全体的に低音域（低周波域）に弱い結果となります。比較のために一般的なイヤーマフとしては最高性能のPELTOR X5Aを追加しています。あくまで参考ですが、高性能なタイプとどの程度の差があるのかがわかります。

ネックバンド型、オーバーヘッド型ではPELTORに劣る結果となっていたHOWARD LEIGHTですが、折りたたみ型に関しては、同クラスのPELTOR製品より安定した性能であることが分かります。特に低音域の防音性能が安定しています。

個人的なおすすめは以下のとおりです。

1.HOWARD LEIGHT L2F

ヘッドバンド型のL2を折りたたみ式とした製品なので、ミドルクラスの防音性能があります。 低音域から安定した防音性能があることが特徴です。 折りたたみ型の中では全周波数域に対して高い防音性を持っており、ある程度の騒音であれば効果的だと思います。

2.HOWARD LEIGHT L0F

200gを切るコンパクトさで、こちらも全体的に防音性が安定しています。ただX5Aと比較すれば分かりますが、単体では平均して8dBほどの差があります。本格的な防音を目的とするなら耳せんとの併用は必須です。軽量かつコンパクトになるので、図書館などに持ち運び利用したいときには重宝します。

残りのH6FとH520Fは低音域の防音性が弱く、生活騒音を防ぐには適していません。H6Fは折りたたみ型の中で最軽量というメリットはありますが、HOWARD LEIGHTのデザインが苦手という以外に積極的に選択する理由がありません。