スポンサーリンク
防音目的に購入したところ、非常に気に入ってしまったイヤホンを紹介します。
Shure(シュア)のSE215(SPE) と最後まで悩みましたが、騒音が防げなかったらただのイヤホンだなと思い、少しでも値段の安いEtymotic Researchを選択しました。もう一つの理由は三段キノコと呼ばれているトリプルフランジを試してみたいこともありました。
Shureについては 生活騒音のためのイヤホンの選び方 で簡単に紹介しています。
Etymotic Research(エティモティック・リサーチ)と決めたらhf5とmc5とで悩みましたが、以前から興味のあったバランスドアーマチュア型ドライバーの音を聞いてみたくてこちらにしました。mc5は低価格帯のイヤホンに多いダイナミック型です(当然ですが高価格帯にもあります)。音質にこだわらず騒音を防ぐことのみを目的とすれば、mc5でも防音性は変わりません。
どちらでもよい理由は、Etymotic Researchのイヤホンの高遮音性はイヤーピース(イヤーチップ)の性能によるところが大きいからです。付属品としては、サイズ違いのトリプルフランジ型イヤーピースが2つと、フォームタイプ、グライダータイプが付属します。人によってはフォームタイプやグライダータイプが遮音性が高く好みというユーザもいます。
フォームタイプは耳せん(フォームタイプ)と同様に、装着前に耳に入るように丸める必要があります。グライダーは普通のカナル型イヤホンのように、そのまま簡単に装着できます。装着するイヤーチップにより音が変化します。
好みになりますが、個人的には最も遮音性が高いと感じるトリプルフランジしか使っていません。音質については、低音が弱いということは初めから知っていたのですが、本当にびっくりするほど低音が聞こえませんでした。それまでに密閉型の低音の強いヘッドホンを使っていたことが理由かもしれません。しばらくすると低音も十分に聞こえ、高音についてはクリアで気持ちのよい音に感じるようになりました。音質については個人差が大きいのでこの程度にします。
問題は、特徴とも言えるトリプルフランジの装着感が万人向けではないということです。 残念なことに耳が痛くなるなど、合わない人には徹底的に合わないようです。 とりあえず最初のうちは違和感が大きいと思います。 YouTubeにある装着方法のチュートリアルやフランジタイプの耳栓の 装着方法が参考となります。 最初は耳をひっぱったり口を開けたり自分の耳に合わせた工夫が必要ですが、すぐに慣れてしまいます。
こんなに耳の奥まで挿して大丈夫なの?と不安になりますが、本当にこういう感じになります。下の写真でも分かりますが、イヤーピースが隠れるほど差し込まないと本来の性能を発揮しません。購入当初は思ったほどよくないというのが正直な感想でしたが、少しずつ慣れて正しく挿入できるようになると遮音性と音質に著しい変化がありました。
正しく装着できないと音がこもり、遮音性が明らかに不足します。ただ、耳の穴の大きさや形は人それぞれなので、痛みや違和感があれば無理をしてはいけません。個人的には、このイヤホンを使うようになって自分の耳の穴の形は左右対称じゃないんだなという、どうでもいい発見がありました。左耳は付けやすいのですが、右耳は何かひっかかります。イヤーピースが馴染むまで少し時間がかかることもあります、最初は固い感じがしますが、しばらくすると耳になじみ柔らかい感じになります。
スポンサーリンク
あくまでも個人的な感想ですがEtymotic Research hf5を使うようになってから、騒音がほとんどと言っていいほど気にならなくなりました(残念ながら騒音がなくなったわけではありません・・・)。それまで毎日ように感じていたストレスが確実に減りました。ただ遮音性が高すぎるので、宅急便などのドアチャイムが全く聞こえなかったり、家族が帰ってきたことにも気が付きません。誰も居ないと思っていると、いきなり部屋のドアが開くので心臓が止まりそうになります。
タッチノイズは他の製品と比較して間違いなく大きいと思います。しっかりと装着すればある程度小さくなりますが、ケーブルクリップは必要です。外ではタッチノイズが気になることもありますが、周辺音が聞こえにくくなるのであまり使っていません。
個人的に便利だなと思うことは、オーディオプレーヤ等からステレオミニプラグを外せばそのまま耳せんになることです。ケーブルをポケットにしまえば、トイレへ移動するときなど耳せんに付け換える必要がありません。遮音性能は中級クラスの耳せんと同等に感じます。
トリプルフランジは定期的に交換が必要です。交換時期は使用時間にもよりますが、形が変形してどうにも耳に合わなくなったときが交換の目安です。
決して安いイヤホンではありませんが、生活騒音に困っている方にはぜひおすすめしたいと思います。
仕様はhf5のものですが、mc5はドライバーがダイナミック型になるだけで、付属品等は同じです。以下の仕様表は使用する際に関係のありそうな項目だけ掲載しているので、インピーダンスや感度などは省いています。興味のある方は公式サイト等を確認して下さい。
当サイト(antinoise.net)は、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。
本サイト(antinoise.net)で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン株式会社またはその関連会社により提供されたものです。かかるコンテンツは、お客様に「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
このサイトで掲載されている情報は、antinoise.netの作成者により運営されています。価格、販売可能情報は、変更される場合があります。購入時に楽天市場店舗(www.rakuten.co.jp)に表示されている価格が、その商品の販売に適用されます。
項目 | 説明 |
---|---|
ドライバー | バランスドアーマチュア型 |
再生周波数帯域 | 20Hz~15,000Hz |
プラグ形状 | 3.5mmステレオミニプラグ |
ケーブル長 | 約122cm |
重量 | 28g以下 |
付属品 | 3フランジイヤーチップ(Sサイズ):1セット(装着済)/3フランジイヤーチップ:1セット/フォームタイプイヤーチップ:1セット/グライダーイヤーチップ:1セット/フィルターチェンジングツール:1個/交換用フィルター:2個/シャツクリップ:1個/専用ポーチ:1個 |
スポンサーリンク